3年でいくらになるか
高額研修の入口価格は、たいてい階段の一段目でしかない。上に進むには会員資格が要り、 会員でいると再受講が割引になり、再受講すると次の講座を勧められる。 自分が検討している研修の実額を入れて、進みそうな道の総額を見る。 初期値は日本の高額研修によくある相場を丸めて置いてあるだけなので、実額に置き換えてください。
この形の研修は「数年で数回の再受講」を標準サイクルとし、完走者に称号を与えることが多い。 入口の価格だけを見て判断すると、実際に払う額を大きく見誤ります。
同じ成分を、安く取る道
効果が実証されている成分——目標設定・実行意図・進捗モニタリング・アカウンタビリティ——は、 いずれも低コストで再現できる効果量にとどまる。 高額・長時間・大人数は、効果の必要条件ではなくコミットメントを生む装置だと読むのが実証に整合的である。 ただし「装置」も本当に効くので、安いほうが常に良いとは限らない。
正直に言うと
上のどれも、大金を払って3日間そこに座ることの代わりにはならない。 高い金を払うと実際に効きやすくなる(価格プラセボは実証されている)。 不便な思いをして時間を空けたこと自体がコミットメントになる。他人の前で宣言したことは重い。 安い代替は成分を再現するが、この「装置」の部分は再現しない。 それでも構わないと思えるかどうかが、判断の分かれ目になる。
12問は何を測っているのか
思いつきではなく、実証研究で効果を左右すると分かっている要因から選んである。各問がどの知見に対応しているかを開示する。
AI回答をもとに、判断材料を整理させる
スコアではなく、文章で。結論を出させず、本人が決めるための材料を並べさせるようプロンプト側で縛ってある。
この道具の限界
12問はあくまで自己申告で、対照群も追跡もない。 「この点数なら効く」と言えるような検証をこの道具は経ていない。 できるのは、考慮すべき論点を漏らさず並べることまでである。 それ以上を主張する診断ツールがあれば、その主張のほうを疑ったほうがいい。